マイクロスコープを使った根管治療
- 2023年3月16日
- 根管治療(歯内療法)
マイクロスコープを使った根管治療
こんにちは。緑地公園駅前の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井です。
前回は、精密根管治療に必要な歯科用CTについてお話させて頂きました。今回は、精密な治療を可能にする、マイクロスコープについてお話していきます。
根管治療は非常に精密な治療
根管治療は、歯科治療の中でも1,2を争うほどの細かな治療です。
裸眼のまま行う、拡大しない根管治療
特に、裸眼のまま根管治療を行おうとしても、実際にはほとんど見えません。
そのため、裸眼のままで根管治療を行うと、「隠れた根の入口を見逃してしまう」「器具が行き届かず、痛みの原因を残してしまう」「歯に穴をあけてしまうリスクが増える」など、正確な治療を行うことが難しくなってしまいます。
そこで、根の中を明るく拡大して見ることが出来る、マイクロスコープが活躍します。
マイクロスコープの利点
マイクロスコープは、いわゆる“歯科用の顕微鏡”です。
根管治療を成功させるためには、このマイクロスコープを使いこなすことが非常に重要です。
マイクロスコープの普及
近年では、マイクロスコープを導入している歯科医院も増えてきていますが、それでもまだまだ普及率が低いと言われています。
その理由は、主に2つあります。
①非常に高価であること
②使いこなすために技術と経験が必要
マイクロスコープを使うと、根の病気は治りやすい?
現在国内外で多くのマイクロスコープが発売されていますが、いずれも車が一台購入できるほどの費用がかかります。
あくまでマイクロスコープは、よくみえる“だけ”で、病気を治してくれるわけではありません。
しかし、根管治療を裸眼で盲目的に行うよりも、はるかに精密かつ安全に治療をすることができるため、マイクロスコープ無しでの根管治療には、かなり限界があると感じています。
また、せっかくマイクロスコープを導入しても、上手く使いこなすことができず、医院の倉庫で眠っているという話もよく耳にします。
髙井歯科クリニックでのマイクロスコープ治療
当院院長である髙井は、これまでほぼ、毎日マイクロスコープを使用して根管治療を行ってきました。
そのような経験の中で、様々な歯の根の問題に直面し、何とか天然歯(患者様ご自身の歯)を残すことに取り組んでまいりました。
歯の根の問題でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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