根の治療後の違和感は大丈夫?
- 2023年8月4日
- 根管治療(歯内療法)
根の治療後の違和感は大丈夫?
こんにちは。豊中市緑地公園の歯医者(歯科医院)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、根管治療を行った後の違和感についてお話いたします。
根管治療後は、違和感や不快感が生じやすい
根管治療を終えた後(根の治療が終了した後)も、違和感や鈍い不快感を感じることがよくあります。
このような症状は、治療直後は強く感じていても、徐々に落ち着いてきて、日常そこまで気にならないレベルにまで回復することが多いです。
治療後に違和感が比較的残りやすいのは、以下のような歯です。
・元々長期にわたり根管治療を行っていた歯
・強い痛みがあった歯
・残っている歯質(歯の量)が少ない歯
・繰り返し治療を受けている歯
このような歯は、治療後に違和感を生じることが多い歯であると言えます。
治療後に感じる違和感は、基本的には経過観察で問題ありません
根管治療を受けた歯の感覚がある程度落ち着くまで、3ヶ月から6ヶ月の期間が必要であると報告されています。
つまり、治療後数週間は、”咬んだ時に強く響く””違和感が強い””鈍い痛みがある”という症状が出やすくなります。
特に”痛み”については、治療後の一時的な鈍痛なのか、それとも根の治療がうまく奏功していない(治っていない)のか、慎重に判断をしなければなりません。
根管治療後の歯は、なるべく硬いものを避けるように
根管治療を受けた直後の歯は、外部の刺激に対してとても過敏になっています。
当院では、できるだけ根管治療を受けた歯では、硬いものを咬むことを避けるようにお願いしています。
基本的に、奥歯の治療であれば、反対側の歯と接触しないように高さを落としています。
ある程度感覚が戻り、問題ないと判断した時点で(早ければ術後1ヶ月程度)、かぶせ物をかぶせ、噛んでも問題ないかを確認いたします。
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