神経を取らない治療
- 2023年4月15日
- 根管治療(歯内療法)
神経を取らない治療
こんにちは。豊中市緑地公園の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
前回は、歯の神経を取る治療についてお話いたしました。今回は、歯の神経を取らない治療についてお話いたします。
大きなむし歯=神経を取る?
むし歯が大きいから神経を取らないといけないかというと、必ずしもそうとは言い切れません。
なぜかというと、「むし歯が大きくても、歯の中の神経は生きている可能性がある」からです。
患者様の症状をお聞かせいただき、歯の検査を行ったうえで、歯の神経を取るのか、取らないのかを総合的に判断します。
痛くないのに神経を取る必要はあるのか
患者様のお話を伺うと、「むし歯で痛みもなかったのに、神経を取られた」という話を耳にすることがあります。
結論から申し上げると、”痛みが無くても神経治療が必要”な場合もあります。
前回のブログでもお伝えいたしましたが、むし歯が進行しても、必ずしも痛みを感じるとは限りません。
気付かぬうちに神経が死んでしまい、根の先で膿を形成してしまうこともあります。
そのような場合には、たとえ痛みがなくとも、早めに神経を取る治療(根管治療)を行うことをお勧めいたします。
次回は、歯の神経を残すメリット、取るデメリットについてお話いたします。
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