根管治療で通院中だが痛みが引かない原因|大阪府豊中市の歯医者・歯科|【公式】髙井歯科クリニック

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歯科コラム

根管治療で通院中だが痛みが引かない原因|大阪府豊中市の歯医者・歯科|【公式】髙井歯科クリニック

根管治療で通院中だが痛みが引かない原因

根管治療で通院中だが痛みが引かない原因

こんにちは。豊中市緑地公園の歯医者(歯科医院)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。

今回は、根管治療で現在通院しているものの、痛みが引かない原因についてお話いたします。

 

当院には、現在根管治療に通っているものの、痛みや違和感が軽減せずにお困りの患者様が多数いらっしゃいます。

そのような場合、多くは以下の5つの原因にわけることができます。

 

原因① ラバーダム防湿を使わずに根管治療を受けている

ラバーダム防湿とは、根の中に唾液等の細菌が入らないようにするゴム状のシートのことをいいます。

欧米では根管治療を行う場合にほぼ100%使用されますが、日本の一般的な歯科医院では、ラバーダムの使用率は10%を切っている状況です。

ラバーダム防湿無しで治療を行うと、いくら治療を進めても、根の中に持続的な感染が起こり続け、症状が改善しない可能性があります。

 

原因② むし歯が残った状態で根管治療を進めている

むし歯が残っていると、いくら根の中を綺麗にしても、むし歯の部分から常に細菌感染が起こっている状態になります。

根管治療を行う前には、必ずむし歯(感染している歯質)は取り除かなければなりません。

 

原因③ 強い薬を使用している

根の中の細菌を減らすために、根管治療では様々な薬が使用されます。

その中に、「神経を殺す薬」と呼ばれるペリオドンという薬があります。

ペリオドンは、チューブに入った軟膏のような薬です。劇薬に指定されており、独特のニオイを発します。

このペリオドンは、生き残っている神経(歯髄組織)を壊死させる薬ですが、非常に強い薬のため、乱用することで歯が過敏になったり、痛みが増強したりする可能性があります。

極力このような強い薬は使わず、生体にとって為害性の少ない材料で治療を受けることが望ましいといえます。

 

原因④ 反対の歯と噛みこんでいる

根の治療中は、歯の内部が空洞になっている状態です。

そのような状態でいつも通り咬んだ状態になると、治療中の歯が強く響いたり、場合によっては痛みに感じることもあります。

また、治療期間中に固いものを咬んでしまうことで、歯がバキッと割れてしまうリスクもあります。

特に奥歯の場合は、根管治療開始時の段階で反対の歯と咬まないように高さを落とすことで、治療期間中の痛みや破折のリスクを回避するようにおすすめしています。

 

原因➄ 根の中の処置が十分にできていない

根管治療は、歯の内部の感染を取り除く非常に細かな治療です。

特に、裸眼では根の内部はほとんど見えず、いわば手探りで治療を行うような状態になります。

しかし、根の中は複雑な形をしており、狙って器具を使用しなければなかなか細部にわたって処置を行うことができません。

マイクロスコープといわれる歯科用の顕微鏡を使用することで、裸眼では決して確認できない細かな部位まで処置を行うことが可能です。

 

根管治療は、一般的には回数がかなりかかると考えられています。

しかし、適切に治療を行うことで、2-3回で治療を終えることができます。

また、このような痛みに対して配慮することは、患者様にとっても非常に有益であると考えています。

現在根管治療で通院中だが、痛みや違和感が軽減せずお困りの患者様は、ぜひ一度ご相談ください。

 

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