根管治療中に痛い原因
- 2023年12月21日
- 根管治療(歯内療法)
根管治療中に痛い原因
こんにちは。豊中市緑地公園の歯医者(歯科医院)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、根管治療(歯の神経の治療)を受けている最中の痛みの原因についてお話いたします。
麻酔をせずに根管治療をしているから
根管治療を受けている時、チクチクとした痛みを感じるたことはありませんか?
歯の内部は、歯髄(しずい)とよばれる組織で満たされており、その中には痛みを感じる神経線維のほかに、血管やコラーゲンなどが含まれています。
根の中を触る場合、麻酔をしなければ、歯の中の神経線維を刺激し、刺さるような鋭い痛みを感じてしまいます。
そのためにも、根管治療を受ける場合には、必ず麻酔を行い、治療中に痛みを感じないように配慮しなければなりません。
2回目以降の根管治療は麻酔が不要であるという誤解
しかし、根管治療を行うたびに麻酔をしている歯科医院はあまり多くありません。
今でも多くの歯科医院では、「麻酔をせずに」根管治療を行っています。
なぜかというと、以下のような誤解があるからです。
-
歯の神経が死んでいれば、根の中を触っても痛みを感じない
-
患者様の痛みの反応を頼りに、治療を進める必要がある
-
根管治療のたびに麻酔をするのは、患者様のためにも避けるべきだ
-
根管治療の再治療(やり直し)では、神経が既に取り除かれているので麻酔は必要ない
さらに、麻酔をせずに治療を行うことで、痛みを感じるだけでなく、次のようなデメリットが生じます。
痛みを繰り返し感じることのデメリット
治療中に何度も痛みを感じると、「次もまた痛みが来るのではないか」と身構えてしまい、痛みに対して過敏な状態となります。
こうなると、徐々に痛みの感受性が高まり(閾値が低下し)、わずかな刺激に対しても痛みを感じるようになってしまいます。
一度過敏になった歯の感覚は、元に戻るまでに非常に長い時間がかかり、場合によっては完全にもとにもどらないこともあります。
極力痛みを感じずに治療を受けていただくことが、治療後の歯で快適に過ごすことに繋がります。
大阪府豊中市の髙井歯科クリニックでは、根管治療を行う場合には、必ず麻酔をしてから根管治療を行います。
麻酔が苦手という方は非常に多いですが、麻酔無しで根管治療を行うことは、治療中だけでなく術後の痛みにも繋がります。
根管治療は痛みや違和感に繋がりやすい治療です。当院で行う根管治療は、すべて日本歯内療法学会専門医が担当いたします。
近隣の患者様だけではなく、県をまたいで治療を受けに来られる患者様も多数いらっしゃいます。
現在治療中でお困りの患者様も、ぜひ一度ご相談ください。
【根管治療 根の治療 痛み 歯の神経 麻酔 チクチク 大阪 歯内療法専門医 根管治療専門医 ラバーダム防湿 マイクロスコープ】