こんにちは。豊中市の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、歯の痛みと肩こりについてお話いたします。
歯の痛みと肩こりは関係がある?
患者様からよくいただくご質問のひとつに、「肩こりがひどいのと歯も痛くなるか」というものが挙げられます。
そのようなご質問に対しては、”直接的な関係ありませんが、痛みという点では関連があるかもしれません”とお答えしています。
状況としては、以下の2つが考えられます。
- ①歯が痛くなって、肩がこる場合
- ②肩がこって、歯が痛くなる場合
①歯が痛くなって、肩がこる場合
考えられるひとつめが、先に歯(あるいは歯ぐき)に原因がある場合です。
むし歯はもちろん、歯周病や歯肉炎、つよいかみ合わせなどによって、歯の痛みや違和感を感じます。
そうすると、痛みや違和感から顎や首回りの筋肉が緊張し、肩こりへとつながる可能性があります。
このような場合、歯自体の痛み(あるいは違和感)の原因をつきとめ、治療を行うことで、症状の改善が見込めます。
②肩がこって、歯が痛くなる場合
ふたつめが、先に肩こりが起こることで顎の筋肉が過度に緊張し、起きている間の強い噛みしめや就寝時の歯ぎしり、食いしばりなどが起こります。
咬むということは上下の歯と歯が接触してその力を受け止めることなので、過度に強い力がかかると、歯に強いストレスがかかります。
その結果、歯に痛みや違和感として症状が現れる可能性があります。
このような場合、歯自体に原因が無い可能性が高く、歯の治療を行っても症状が改善しない場合があります。
①と②の見極めは、検査と診断が重要
上記ふたつの状況は、場合によっては複合している可能性もあり、必ず”どちらに該当するか”を決められない場合もあります。
ここで重要となるのが、”痛みとなりうる歯の診断”を正しく行うことです。
やみくもにかみ合わせの調整を行ったり、勘に頼って治療を開始するのではなく、しっかりと診断を行い、その診断に対する治療を行うことが何よりも重要です。
なかなか痛みや違和感の症状が引かない場合、歯や歯ぐきに隠れた原因が潜んでいる可能性もあります。
上記のような症状が長引いている方は、ぜひ一度ご相談ください。
執筆・監修者情報 髙井歯科クリニック 院長 髙井 駿佑Shunsuke Takai 根管治療(歯の神経の治療)を専門とし、マイクロスコープとラバーダム防湿を用いた精密根管治療を2,000件以上担当。大阪大学歯学部附属病院での研修後、医療法人晴和会うしくぼ歯科で副院長を務め、2023年に髙井歯科クリニックを開院。日本歯内療法学会専門医として、歯科医師向けセミナーの講師や専門誌・書籍の執筆も行っています。 経歴 資格 本記事は、髙井歯科クリニック 院長・髙井 駿佑(日本歯内療法学会 専門医)が執筆・監修しています。記事の内容は診療ガイドラインや学会発表・論文等をもとに作成していますが、症状や適切な治療方針には個人差があります。気になる症状がある場合は、自己判断せず歯科医院にご相談ください。
