根管治療コラム

こんにちは。豊中市緑地公園の歯医者(歯科医院)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。

今回は、根管治療を行った後の違和感についてお話いたします。

根管治療後は、違和感や不快感が生じやすい

根管治療を終えた後(根の治療が終了した後)も、違和感や鈍い不快感を感じることがよくあります。

このような症状は、治療直後は強く感じていても、徐々に落ち着いてきて、日常そこまで気にならないレベルにまで回復することが多いです。

治療後に違和感が比較的残りやすいのは、以下のような歯です。

  • 元々長期にわたり根管治療を行っていた歯
  • 強い痛みがあった歯
  • 残っている歯質(歯の量)が少ない歯
  • 繰り返し治療を受けている歯

このような歯は、治療後に違和感を生じることが多い歯であると言えます。

治療後に感じる違和感は、基本的には経過観察で問題ありません

根管治療を受けた歯の感覚がある程度落ち着くまで、3ヶ月から6ヶ月の期間が必要であると報告されています。

つまり、治療後数週間は、”咬んだ時に強く響く””違和感が強い””鈍い痛みがある”という症状が出やすくなります。

特に”痛み”については、治療後の一時的な鈍痛なのか、それとも根の治療がうまく奏功していない(治っていない)のか、慎重に判断をしなければなりません。

根管治療後の歯は、なるべく硬いものを避けるように

根管治療を受けた直後の歯は、外部の刺激に対してとても過敏になっています。

当院では、できるだけ根管治療を受けた歯では、硬いものを咬むことを避けるようにお願いしています。

基本的に、奥歯の治療であれば、反対側の歯と接触しないように高さを落としています。

ある程度感覚が戻り、問題ないと判断した時点で(早ければ術後1ヶ月程度)、かぶせ物をかぶせ、噛んでも問題ないかを確認いたします。

根管治療後の痛みについてはこちら

監修者情報

院長 髙井 駿佑

経歴

  • 2007年 県立宝塚北高等学校 卒業
  • 2013年 国立鹿児島大学歯学部 卒業
  • 2014年 大阪大学歯学部附属病院 総合診療部 研修修了
  • 2016年 医療法人晴和会うしくぼ歯科 勤務
  • 2019年 医療法人晴和会うしくぼ歯科 副院長 就任
  • 2023年 髙井歯科クリニック 開院

資格

  • 日本歯内療法学会 専門医
  • 米国歯内療法学会 会員
  • 日本外傷歯学会 認定医
clinic

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