むし歯の治療で大切な３つのこと

こんにちは。豊中市緑地公園駅前の歯科医院（歯医者）髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。

前回は、歯科で撮影するCT画像についてお話いたしました。今回は、むし歯についてです。

むし歯治療の特長

多くの患者様が歯医者へ通う大きな理由のひとつに、むし歯という疾患が挙げられます。

むし歯対しては、皆様はどのようなイメージがあるでしょうか？

「歯が痛い」「冷たいものでしみる」「削って詰め物で治す」「甘いものを食べると歯に穴が開く」

様々なイメージをお持ちだと思います。

むし歯は自然に治らない病気

いずれにせよ、できれば避けたい、目を背けたいものだと思いますが、残念なことにむし歯は自然に治ることはありません。

なぜなら、歯は人体で最も硬い組織であり、むし歯によって欠損（穴が開くこと）が生じると、人間の自己治癒力では自然に修復しないからです。

（骨も硬い組織の一つですが、たとえ骨折しても時間とともに元に戻ってくれます。）

むし歯治療の本質

また、むし歯治療の本質は、”あいた穴を埋めること（＝詰め物で治す治療）”ではなく、”穴があかないお口の環境や習慣を作ること（＝むし歯にならないお口の環境を作ること）”にあります。

シロアリに蝕まれた家屋を想像するとわかりやすいかもしれません。

　シロアリ＝むし歯を引き起こす環境（原因）

　穴が開いた壁や柱＝むし歯になって穴があいた歯（結果）

やるべきことは、柱を修復することはもちろんですが、そもそもの原因となるシロアリを駆除することではないでしょうか。

むし歯治療もそれと同じで、歯にあいてしまった穴をいくら詰め物で修復しても、そもそもの原因である”むし歯になりやすいお口の環境”に対してアプローチできなければ、治療した効果が持続しにくくなります。

むし歯に関する大切な３つのポイント

そこで、あなたのお口の中の健康を維持するために、むし歯に関して大切なことは３つあります。

①虫歯が小さいうちに、早めに治療をする

②できる限り精密な治療を行う

③新たな虫歯ができないように予防する

この３つに気を付けることで、むし歯に関してしっかりとケアすることができます。

次回から、上記の①～③について順にお話しさせていただきます。

 

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