根管治療後も咬むと痛い時
- 2023年6月12日
- 根管治療(歯内療法)
根管治療後も咬むと痛い時
こんにちは。豊中市緑地公園の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、根管治療後に咬むと痛いという状況についてお話いたします。
根管治療の期間中は、なるべく咬まない方が望ましい
根の治療期間中、歯の内部は空洞になっています。
そのような状態で物を咬むと、強く響いたり、痛みを感じたりしやすくなります。
根の治療期間中には、できるだけ反対側の歯と咬んだ時に当たらないように、歯自体の高さを落として、歯を安静にすることが必要です。
根管治療後数日は、痛みや違和感が生じやすい
根管治療がうまく進んでいる場合でも、治療を受けた直後の数日は、痛みや違和感を感じやすくなります。
おおよそ半数の方が、治療後の軽度の違和感や不快感を感じると言われています。
また、およそ1割以下の確率で、治療後の急性症状(強い痛みや腫れ)が出ると言われています。これをフレアアップと言います。
フレアアップは、根の治療を行うことで、根の中あるいは根の周辺の細菌のバランスが変わることで起こりえます。
痛み止めを服用し、症状が治まるまで歯を安静にすることで対応いたします。
治療が長期にわたると、症状が鈍い痛みや違和感が残りやすい
根管治療は、ラバーダム防湿を行い、適切な処置を行えば、多くとも3-4回で終えることができます。
しかし、クリニックの診療環境や診療スタイルによっては、10回、20回といった回数がかかることもあります。
根の治療に関して申し上げると、回数をかければかけるほど歯の中への新たな感染が生じ、また問題が複雑化する傾向があります。
適切な処置で、できるだけ少ない回数で治療を終える方が、歯にとっても患者様にとっても有益であるといえます。
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