こんにちは。豊中市緑地公園駅前の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
前回は、むし歯についてお話いたしました。今回は、歯の根の問題についてです。
歯ぐきにデキモノができたら?
お口の中に、デキモノのようなニキビのようなものができた経験はありますか?
いくつかの原因が考えられますが、そのひとつの原因として歯の根の問題が考えられます。
そして、歯の根の問題に対しては、根管治療といわれる治療(歯の根の治療・神経の治療・神経を取る治療など)が必要になります。
今回から、むし歯が進行した場合に必要になる、根管治療(歯の根の治療)についてお話していきます。
根管治療に対する一般的なイメージ
歯の根の治療について、あなたはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
・神経を取るって聞いたことがあるけどよくわからない
・1本の歯の治療のために何度も通わないといけない
・痛みや腫れが出てなかなか治らない
・チクチク痛みがあるからあまり受けたくない
このようなお話も患者様からよくお聞きします。
根管治療における困りごと
そして、根管治療を希望して来院された患者様にお話しを伺うと、お困りごとの多くは以下のようなものでした。
- ①治療に何度も通っているが、全然よくならない(あるいは治療が終わらない)
- ②歯の根の治療は難しいので、抜くしかないと言われた
- ③元々通っていた歯科医院が、ラバーダムやマイクロスコープを使っていなかった
特に多いのが①と②です。
根管治療はなぜ難しいのか
では、なぜ一般的な歯科医院では、根管治療がうまく進まないのでしょうか?
最も大きな理由としては、治療部位が細かすぎて見えないことと、治療に必要な術式やルール(プロトコール)の理解が難しいこと、の2点があげられます。
当院では、根管治療を最も得意な治療のひとつとしています。今後数回にわたり、根管治療についてお話していきます。
もし歯ぐきにデキモノ(ニキビ)が出来ていることに気付いた時は、痛みなどの症状が出てくる前に、ぜひ一度ご相談ください。

監修者情報

院長 髙井 駿佑
経歴
- 2007年 県立宝塚北高等学校 卒業
- 2013年 国立鹿児島大学歯学部 卒業
- 2014年 大阪大学歯学部附属病院 総合診療部 研修修了
- 2016年 医療法人晴和会うしくぼ歯科 勤務
- 2019年 医療法人晴和会うしくぼ歯科 副院長 就任
- 2023年 髙井歯科クリニック 開院
資格
- 日本歯内療法学会 専門医
- 米国歯内療法学会 会員
- 日本外傷歯学会 認定医