根管治療コラム

こんにちは。豊中市緑地公園駅の歯科医院(歯医者)、髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。

前回は、ラバーダム防湿についてお話いたしました。今回は、当院で行っている根管治療(歯内療法)についてです。

自費診療と保険診療

治療にかかる時間

前回のブログで、ラバーダム防湿の重要性と、なぜ多くの歯科医院でラバーダム防湿が行われていないのかをお話させて頂きました。

その中で、「保険診療は、安価で治療が受けられる素晴らしい制度である一方で、せっかく良い治療を行いたくても十分な治療時間を確保できない」ということを述べさせていただきました。

患者様に、かぶせものの治療(セラミックか銀歯か)や根管治療において、保険診療と自費診療の違いを聞かれることも多いのですが、私は一番の違いは「治療のために、十分な時間と手間、最適な材料を使うことができるかどうか」だとお答えしています。

根管治療の費用負担額

根管治療は、保険診療であれば、患者様の窓口負担は数千円程度です。

一方、アメリカでは根管治療の費用は20万円とも30万円とも言われています。

(民間の保険制度も充実していますが、それでも日本に比べてかなり高額です)

自費による根管治療という選択肢

当院では基本的に、根管治療は自費診療での精密根管治療を推奨しています。

すべては「治療のための十分な時間を確保し、その歯に合ったベストな材料を使用し、患者様の問題を解決するため」です。

アメリカ歯内療法学会のプロトコール

当院での根管治療は、アメリカ歯内療法学会のプロトコール(治療の流れやおさえるべきルール)に準じて行っています。

また、世界的には当たり前に使用できる材料であっても、日本の保険診療では使用が制限されているものも多く、患者様にとってベストな選択が難しい場合もあります。

最新の材料や器具=最高の治療?

ただし、どのような治療でも共通していますが、最新の設備や材料があるから病気が治るわけではありません。

もちろん新しい機器や材料は、患者様にとっても利点が多い為、当院でも積極的に取り入れています。

しかし、根管治療を成功させるためには、治療に対するコンセプトや考え方、そして治療技術が重要になります。

「現在治療中だが、一度話を聞いてみたい」「根の治療でなかなか良くならないため相談してみたい」といったご相談や、セカンドオピニオンも受け付けております。

どのようなことでもかまいませんので、ぜひお気軽にご相談下さい。

監修者情報

院長 髙井 駿佑

経歴

  • 2007年 県立宝塚北高等学校 卒業
  • 2013年 国立鹿児島大学歯学部 卒業
  • 2014年 大阪大学歯学部附属病院 総合診療部 研修修了
  • 2016年 医療法人晴和会うしくぼ歯科 勤務
  • 2019年 医療法人晴和会うしくぼ歯科 副院長 就任
  • 2023年 髙井歯科クリニック 開院

資格

  • 日本歯内療法学会 専門医
  • 米国歯内療法学会 会員
  • 日本外傷歯学会 認定医
clinic

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