歯周病の治療② 歯周外科治療
- 2023年3月24日
- 歯周病
歯周病の治療② 歯周外科治療
こんにちは。豊中市緑地公園駅の歯科医院、髙井歯科クリニック院長の髙井です。
前回は、歯周病の治療の第一段階(歯科衛生士による歯の清掃)についてお話させて頂きました。今回は、それでも歯周病が治りきらなかった時の次なる一手、歯周外科治療についてお話していきます。
タバコや糖尿病は、歯周病進行のリスク因子
治りにくい歯周病
ご自宅での毎日の歯ブラシや歯間ブラシを継続しつつ、歯科衛生士による専門的な清掃処置を受けても、残念ながら歯周病が完全に治らないことがあります。
特に、もともと重度に歯周病が進行している患者様や、喫煙している方、糖尿病を患わっている方などは、治療への反応が思わしくない場合が多いです。
(歯周病とタバコや糖尿病の関係についてはまたの機会にお話しいたします)。
歯周外科治療の治療法
では、外科治療とは何を行うのでしょうか?
これは、歯ぐきの中の深い部分を徹底的に清掃するために、局所麻酔後に歯ぐきに少しだけ切開を加え、歯ぐきを開けた状態で清掃を行う処置になります。
このように聞くと、「歯ぐきを切るとか怖すぎるし絶対に受けたくない」という気持ちになるでしょう。よくわかります。
しかし、実際は通常行う局所麻酔のみで十分痛みをコントロールできますし、術後の痛みもそこまで強く出ない場合が多いです(もちろん、状態によって個人差はございます)。
私たちは一般的に日々このような外科治療を行っていますが、多くの患者様から「心配していたほど痛みはなかった。術後の痛み止めも、翌朝1錠飲んだだけであとは残っている」というご感想を頂きます。
歯周外科治療の利点
歯周外科治療を行う最大の利点は、歯ぐきの中までよく見て処置できるため、より徹底した清掃が可能であることです。
特に、当院では歯周外科治療時にも、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用し、拡大視野下で精密な治療を行っております。
歯周病は慢性疾患であるため、1日2日で治るわけではありません。
歯周病をうまく治癒に導くためには、日々歯ブラシを行う患者様の協力も不可欠です。
歯周病でお困りの方、歯周病が心配な方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
〔 歯周病 歯周外科 緑地公園 高井歯科クリニック 〕