歯石取りで使う歯科用器具
- 2023年4月29日
- 予防歯科
歯石取りで使う歯科用器具
こんにちは。豊中市の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、歯石取りで歯科医院で使用する器具についてお話します。
歯石取りはなぜ必要?
定期検診に通う目的のひとつに、”歯石を取ってもらう”ということが挙げられます。
では、歯石はなぜ取る必要があるのでしょうか。
歯石とは、歯に残ったプラーク(歯垢)が徐々に硬くなり、歯にこびりついたものを指します。
歯石が残っていると、「歯石の表面はザラザラしており、そこにプラークがつきやすい」「歯石の周りにプラークがつきやすいため、歯ぐきが腫れやすい」といったことが起こります。
歯石取りに使う器具は、超音波器具とキュレットの2つ
超音波器具
歯石取りのメインとして使用されるのが、超音波の器具です。
キーンという音や、水とともに歯に振動を感じるのは、超音波を歯石に当てて、硬い歯石を砕いているためです。
超音波器具を使うことは、短時間で一気に歯石を取れるというメリットがある一方で、超音波の音や振動が苦手という患者様もいらっしゃいます。
キュレット
キュレットとは、歯の側面に当てる細い器具のことを言います。
キュレットの先端はカギのような形状をしており、歯ぐきのキワの部分についている歯石を物理的に取り除きます。
水も出ず、キーンという音もしませんが、一方で歯に器具を当てて上下させるために、ガリガリという音や振動が生じます。
歯石の大きさや部位、患者様のご希望によって使い分けたり、両方を併用することもあります。
歯石取りは、主に歯周病治療や定期検診を担当する歯科衛生士が行っています。
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