親知らず抜歯後の注意事項
- 2023年9月30日
- 親知らず
親知らず抜歯後の注意事項
こんにちは。豊中市緑地公園の歯医者(歯科医院)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、親知らずを抜いた後の注意事項についてお話いたします。
強くうがいをしない
抜歯をした部位は、まず血の塊がたまり、それが徐々に傷を治してくれます。
強くうがいをすると血の塊が流れてしまい、傷の治りが悪くなります。
また、抜歯直後のうがいは出血の原因となります。
少なくとも抜歯当日は、やさしくうがいをするようにお願いいたします。
抜いた部位をさわらない
親知らずの抜歯をした部位は大きく歯ぐきに穴があくため、とても気になると思います。
しかし、爪やつまようじなどで触ると、出血の原因になるだけでなく、痛みや腫れの原因となることもあります。
抜いた穴は徐々にふさがるため、無理に触らないようにお願いいたします。
抜歯当日は血流がよくなることを避ける
血流がよくなると、抜歯した部位から出血しやすくなります。
血流がよくなる行動としては、以下のものが挙げられます。
・長風呂
・飲酒
・激しい運動
また、喫煙も抜歯後の治癒を阻害する原因となります。可能であれば、抜歯後数日は禁煙することをおすすめいたします。
出血が気になる場合はガーゼやティッシュを丸めてかみしめる
深い親知らずを抜歯した後や、抗血小板薬・抗凝固薬を服用している場合、血が止まりにくくなります。
帰宅後も出血が気になる場合は、ガーゼやティッシュを丸めてグッと噛みしめ、15分から30分ほど安静にするようにお願いいたします。
また、夜間就寝時にも出血していることがあります。
唾液と一緒に枕に血がつくこともあるので、抜歯当日は枕にタオルを敷いてお休みいただくことをおすすめしています。
親知らず抜歯後の出血や痛みのほとんどは、数日でおさまります。
しかし、出血も痛みも個人差があり、通常よりも強く起こることもあります。
心配なことがありましたら、抜歯処置を受けた歯科医院までご相談ください。
また、夜間にどうしてもつらい場合には、大学病院などの夜間外来を受診してください。
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