むし歯治療でレントゲンはなぜ必要?
- 2023年7月11日
- むし歯治療
むし歯治療でレントゲンはなぜ必要?
こんにちは。豊中市緑地公園の歯医者(歯科医院)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、むし歯治療におけるレントゲン写真の必要性についてお話いたします。
レントゲン写真でわかること
歯科医院へ行くと、レントゲン写真を撮影する機会が非常に多いと思います。
では、レントゲン写真を撮ることで、何がわかるのでしょうか。
むし歯に関して申し上げると、その理由は主に2つあります。
① 隠れているむし歯を見つけるため
② むし歯の大きさを事前に把握するため
① 隠れているむし歯を見つけるため
多くのむし歯は、歯と歯の間に発生します。
これを、隣接面(りんせつめん)う蝕と言います。
隣接面は、お口の中から見ても非常にわかりにくく、むし歯なのか、それとも単に影で暗いのかの判断が難しい場合があります。
そのような場合に、レントゲン写真を撮影します。
レントゲン写真では、”硬い部分は白く””抜けている部分は黒く”写ります。
よって、歯と歯の間にむし歯ができていると、歯にポッコリと黒い穴のように写ります。
② むし歯の大きさを事前に把握するため
明らかなむし歯が疑われる場合でも、レントゲン写真の撮影を推奨しています。
その理由は、事前にむし歯の大きさをある程度把握することで、処置をスムーズに受けていただくことが出来るからです。
特に、現在詰め物が装着されていてキワから二次的に発生しているむし歯や、10代や20代の若年者のむし歯の場合、見た目は小さくても実際には中で大きく広がっていることもあります。
場合によっては神経の治療(あるいは神経を保護する治療)が必要となりますが、このような治療は治療の時間が通常よりもかかる場合が多いです。
神経が露出した場合、適切な処置を行うためには事前に器具器材の準備も必要となります。
また、むし歯が非常に大きい場合、「治療を開始したが、むし歯があまりにも大きいため残すことができない」となる可能性もあります。
治療を開始した後になって「抜かなければなりません」と説明を受けても、”それだったら治療せずにおいておいたのに…”となるかもしれません。
事前にレントゲン写真を撮影することで、「治療を行う必要があるが、抜歯となる可能性がある」という説明を受けることができます。
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