上手な離乳食のポイント
- 2023年12月15日
- 小児歯科
上手な離乳食のポイント
こんにちは。大阪府豊中市緑地公園の歯医者(歯科医院)、髙井歯科クリニックです。
今回は、歯科から見た上手な離乳食のポイントについてお話いたします。
①月齢よりお子様に合ったペースを大切に
お子様の歯の生える時期や成長は人それぞれです。特に歯の生える時期はかなり個人差があります。離乳食の本などには月齢でレシピが掲載されていることもありますが、月齢ではなく歯の生え具合を目安として離乳食の形状を決めることが望ましいです。お子様の食べ方や歯の生え具合、うんちの状態を必ずチェックしながら、お子様のペースに合わせていくとよいです。
離乳食中期と呼ばれる上の前歯が生え始めるぐらいの時期(平均7~8ヶ月)は、まだ歯で噛むことはできません。舌を使って上あごに食べ物を押し付けてお食事をします。この時期に固すぎる食べ物を与えると、赤ちゃんは舌ですりつぶすことをあきらめ、丸のみを覚えてしまいます。この時期は大人が指でつまんでつぶせる程度を目安とします。舌をしっかり使うことはよい歯並びにもつながりますので、ぜひ意識してみてください。
②あまり食べないときは母乳やミルクの量・回数を見直す
母乳やミルクは離乳食の後にあげましょう。回数も徐々にお子様のペースに合わせて減らしていきます。
③手づかみ食べはどんどんしましょう
離乳食完了期ごろに数多くの食材にふれることが、その後の偏食予防に役立つという報告もあります。ゆでたニンジンや大根などを野菜スティックにしてみたり、おにぎりなどの手づかみ食べをどんどんさせて食べ物に興味を持ってもらいましょう。
【大阪府豊中市 北摂 歯科 根管治療 歯の神経を残す 専門医】