小児矯正（予防矯正）ってなに？

 

こんにちは。大阪府豊中市緑地公園の歯医者（歯科医院）、髙井歯科クリニックです。

今回は、小児矯正（予防矯正）ってなに？というお題でお話いたします。

小児矯正治療（予防矯正）は、乳歯～混合歯列期に行う歯並び治療（矯正治療）です。歯の萌出状況により異なりますが、１２歳ごろまでに行うことが一般的です。顎の骨がまだ柔らかいこの時期に、顎の成長をコントロールし、きれいな歯並びと良い咬み合わせのための土台を作ります。

小児矯正は予防矯正

小児矯正治療は、大人の矯正治療のように、１本１本の歯を厳密にコントロールして並べることは目的ではありません。お口周りの筋肉を整え、良い咬み合わせの土台を作り、その結果きれいな歯並びとなっていくことが多いため、予防矯正とも呼ばれています。厳密な歯ののコントロールはしないので、小児矯正治療後、大人の矯正治療をする場合もあります。しかし、小児矯正治療で良い咬み合わせの土台を作っておくと、もし大人の矯正治療をする場合でも、①治療期間が短くなる。②矯正のために歯を抜かなくて済む。③後戻りしにくい。などのメリットがあります。もちろん小児矯正治療のみで終了するケースもあります。これらは顎の成長や歯の状況などといった個人差や目指すゴールによって異なります。

歯並びは遺伝的な要素もありますが、『舌が歯列を外側へ向かって押す力』と『口唇・頬が歯列を内側に向かって押す力』の筋肉の力のバランスのよいところに並びます。お口ポカンという言葉がありますが、これはお口が常に開いた状態のことを指します。お口周りの筋力の弱さが主な原因となり、歯並びの悪さにもつながります。近年、お口ポカンのお子さんが増えているとも言われています。

お口ポカンのお子さんにオススメなのが、プレオルソと呼ばれる小児矯正治療です。次回はプレオルソについてお話します。

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