抜かなければならない歯を放置すると|大阪府豊中市の歯医者・歯科|【公式】髙井歯科クリニック

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歯科コラム

抜かなければならない歯を放置すると|大阪府豊中市の歯医者・歯科|【公式】髙井歯科クリニック

抜かなければならない歯を放置すると

抜かなければならない歯を放置すると

こんにちは。豊中市の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。

今回は、歯を抜かなければならなくなる原因と、それを放置した時に起こることについてお話いたします。

 

ほとんどの歯は、自然に抜けるのではなく歯医者で抜歯宣告される

大切な体の一部である歯ですが、残念ながら様々な理由で抜歯、つまり抜かなければならないことがあります。

そのほとんどは、自然に抜け落ちるわけではなく、歯科医院にて”抜歯宣告”をされ、抜くことになります。

 

抜歯の原因第一位:歯周病

歯周病は、程度の差はありますが、日本人のおよそ半数が罹患していると言われています。

歯周病が進行すると、歯を支えている骨が吸収し、歯がグラグラと揺れてきます。

歯周病は進行してから治療するよりも、初期の段階で治療するほうが、圧倒的に残る確率が高くなります。

一方で、骨の吸収が重度の場合、治療を行っても歯を残すことが難しく、抜歯が必要な場合もあります。

歯周病をギリギリまで放置すると、自然と抜け落ちるということもあります。

また、歯科医院で抜歯宣告をされた歯周病罹患歯を放置すると、以下のようなデメリットやリスクがあります。

抜歯が必要な歯周病の歯を放置するリスク

・その歯だけでなく、両隣の歯の骨も一緒に吸収してしまう

・全身への影響が生じる(例:心疾患・糖尿病など)

・口臭が強くなる

 

抜歯の原因第二位:むし歯

むし歯は、歯周病と並んで多くの人を悩ませている病気です。

特に、歯周病は一般的に40-50歳代あたりから進行することが多い一方で、むし歯は10代や20代でも、年齢に関係なく発症します。

むし歯が大きいとなぜ抜かないといけないのかというと、あまりにも大きく(深く)むし歯が進むと、詰め物やかぶせ物をしっかりと装着して治療することができないからです。

また、むし歯が進行すると、根の先に膿がたまり、血流に沿って体内に細菌が侵入するとも言われています。

よって、むし歯が非常に大きい保存不可能な歯の場合、無理に残すのではなく、早めに抜歯してその部位を補う治療を受けることをおすすめいたします。

抜歯が必要なむし歯の歯を放置するリスク

・根の先に膿がたまり、全身へ影響する可能性がある

・食べ物(食渣)がたまることで、隣の歯にもむし歯が生じやすい

・強い痛みが出る可能性がある

 

抜歯の原因第三位:歯根破折

歯根破折は、歯周病・むし歯と比べると、発生する頻度はそこまで高くありません。

しかし、歯の破折は致命的で、それまで健康で問題なく使えていた歯が、割れたその瞬間から抜歯が必要な歯に変わってしまいます。

歯が割れるとなぜ抜かなければならないかというと、割れたヒビの隙間に細菌が入り込み、そこから周りの骨を溶かし、腫れや痛みを引き起こすからです。

また、一度割れてしまった歯を元に戻すことはできず、基本的にはヒビを修復することもできません。

割れてしまっているのが歯の一部だけであれば、かぶせ物で覆うなどで対応可能な場合もありますが、歯の根に及ぶ破折(垂直性歯根破折)の場合は、残念ながら抜歯が第一選択となります。

特に、根管治療を受けている歯は、そうでない歯に比べて、歯根破折のリスクが数倍高まるとの報告もあります。

咬み合わせが強い患者様、歯ぎしりを指摘される患者様は、少しでも破折のリスクを下げるために、就寝時のナイトガードの使用をおすすめしています。

抜歯が必要な歯根破折の歯を放置するリスク

・破折したヒビに細菌が入り、周囲の骨をどんどん溶かしてします

・歯ぐきの腫れや、噛んだ時の強い痛みに繋がる

 

 

今回、日常的に多く遭遇する抜歯の原因と、それを放置するデメリットについてお話いたしました。

大切なご自身の歯を抜歯することは、非常に残念なことであると思います。

また、同じ状態の歯であっても、抜くのか残すことができるのかどうかは、歯科医院あるいは歯科医師によってさまざまです。

当院では、できる限りご自身の歯を残す治療を行っています。

しかしながら、むし歯や歯周病が重度に進行しており、どうしても残すことが難しい歯にも多数遭遇します。

そのような歯を無理に残すことは、メリット以上にデメリットの方が大きい場合があります。

本当にその歯を抜かないといけないのか?なぜ抜かなければいけないのか?

しっかりとした説明を受けてご納得した上で、抜歯処置を受けることをおすすめいたします

 

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