歯をぶつけてしまったら
歯をぶつけてしまったら
こんにちは。豊中市緑地公園の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、永久歯の前歯をぶつけてしまった時の対応についてお話いたします。
当院では、ぶつけた前歯の神経を残す治療を積極的に行っています
当院では、前歯をぶつけてしまった患者様への対応は、日本外傷歯学会認定医の歯科医師が担当いたします。
大切な歯の神経を残すためには、適切な初期対応を行うことが何よりも重要です。
前歯が折れるという急な事故で、保護者の方もとても慌てることと思いますが、日ごろから「もし前歯が折れたらここにお願いしよう」という目処を立てておくことをお勧めいたします。
転倒して前歯をぶつけたら
転倒して前歯をぶつけることは、小学生(特に低学年)でよく見られます。
特に夏休みに入ると、お子様も活発に遊ぶことが多いため、前歯をぶつけてしまうことも増えてきます。
前歯が少し揺れている場合
基本的には、消毒を行い経過観察する場合が多いです。
しかし、ぶつけることで数か月後に歯の中の神経が死んでしまい、根の治療(根管治療)が必要となる可能性があります。
定期検診受診時にチェックを受け、神経が死んでしまっている徴候が認められた場合、早めに治療を受けることが推奨されます。
前歯が小さく欠けた・折れた場合
もしも前歯の一部が欠けている・折れている場合には、欠けた歯を持参するようにお願いしています。
特に、大きく欠けている場合には、破折片を歯に接着することができます。
前歯の神経が露出するほど大きく欠けた場合
一般的に、神経が露出してしまった場合、神経を取る処置を行う歯科医院が多いです。
しかし、特に外傷での神経の露出は、受傷後数日以内であれば、神経を保存できる可能性があります。
一度神経を取る処置を行ってしまうと、元に戻すことはできません。
転倒して大きく歯が欠けてしまった場合、神経を残す治療を積極的に行っている歯科医院へ受診しましょう。
前歯が完全に抜け落ちてしまった場合
前歯が抜け落ちてしまった場合、元に戻すことでその歯を再び使用することができる可能性が高いです。
しかし、戻した歯の固定期間、その後の根管治療の必要性の判断など、歯の予後に影響する要因は多くあります。
安易に神経を取らないことは大切ですが、一方で、必要な治療介入が遅れてしまうと、新たな問題が生じることもあります。
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