歯周病治療で一番大切なこと
- 2023年7月10日
- 歯周病
歯周病治療で一番大切なこと
こんにちは。豊中市緑地公園の歯医者(歯科医院)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、歯周病の治療で最も大切なことについてお話いたします。
歯周病治療=歯石取り?
歯周病とは、歯に付着している細菌(プラーク)が原因となり、歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。
人類が最も罹患している疾患としてギネスにも登録されているほど、一般的な病気のひとつです。
では、歯科医院で受ける歯周病の治療とは、どのようなものなのでしょうか?
一般的には、歯周病の治療として”歯石取り”が挙げられます。
しかし実を言うと、歯石取りは歯周病治療の大切なもののひとつではあるものの、それだけで歯周病が治るわけではありません。
最も大切なことは、ご自身で行う日常のセルフケア
歯周病治療で最も大切なことは、患者様ご自身が日々行っている歯ブラシやフロス、歯間ブラシなどのセルフケア、つまり日々の清掃です。
もちろん、歯周病が進行している場合、いくら歯ブラシを頑張ってもそれだけで治ることはありません。
しかし、日常の歯ブラシがうまく使えていない状態は、いつも歯の周囲にプラークが住み着いている状態です。
そのような状態で歯周病の治療(歯石の除去や歯周外科治療)を行っても、うまく治らないどころか、逆に悪化してしまう可能性もあります。
本当に歯周病のことを考えるのであれば、歯ブラシの練習が絶対に必要
歯ブラシを一切しない方は、まずいないと思います。
しかし、どこまで上手に磨けているかは、個人個人で大きく異なります。
当院では、歯周病がある程度進行し、歯周病治療を希望された患者様には、必ず歯ブラシの当て方やご自宅でのケアについて確認させて頂いています。
「歯ブラシなんか毎日やってるし出来てるよ」という方もいらっしゃるかもしれませんが、どのような方でもどこかしらに磨き残しが生じるポイントがあります。
そのようなポイントを意識していただきながら自宅でのケアを行うことが、歯周病治療を成功させる第一歩となります。
歯周病治療は、特に患者様ご自身の協力が必要な治療です。
病院に行って治すというよりは、生活習慣を少しずつ改善するイメージです。
「歯周病治療の主役は患者様ご自身です」
歯周病は、一日二日で治るものではありません。しかし、日々の努力は必ずよい変化へと繋がります。
歯周病で困っている患者様、歯周病が心配な患者様は、ぜひ一度ご相談ください。
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