歯周病治療の治療と予防に大切なホームケア
- 2023年3月20日
- 歯周病
歯周病治療の治療と予防に大切なホームケア
こんにちは。豊中市緑地公園駅の歯医者(歯科医院)髙井歯科クリニック院長の髙井です。
今回は、歯周病に関して最も重要といえる、患者様ご自身の自宅でのケアについてお話していきます。
大切なのは自宅でのケア
よく、「歯医者で3ケ月に1回歯石取りを受けているから、私は歯周病ではないと思います」という患者様とお会いします。
では、歯周病の予防に最も大切なのは歯石取りなのでしょうか?実はその答えはNoです。
歯科医院での歯石取り
確かに歯石は、表面がざらざらしていて歯垢が付きやすい“細菌の住処”であり、これを除去することは歯周病予防に有効です。
しかし、歯周病の治療と予防において、歯石取りの優先順位は最優先ではありません。
歯周病に関して最も重要なことは、「日頃、患者様ご自身でどれだけ歯ブラシや歯間ブラシをしっかり使えているか」です。
これを、セルフケア、ホームケア、プラークコントロール、と言います。
3ヶ月に一度の定期検診
3ケ月に1回歯医者に来た時には、専用の器具を使い口の中の隅々までキレイになります。
歯の着色が取れて見た目が美しくなったり、お口全体がすっきりして快適になったり、良いことがたくさんあります。
ですが、3ケ月(90日)中89日は、ご自宅で、患者様ご自身でお口の中の清掃を行わなければなりません。つまり、お口の中をいつもきれいにしてあげられるのは、患者様本人以外にいないのです。
いつも歯間ブラシを使っていない、歯ブラシをあまりしっかりやっていない、という状況では、たとえ3ケ月おきに歯石取りに通っていたとしても、どうしても歯周病は進行していきます。
だからこそ、私たちは、患者様ご自身が、自分の健康のためにケアが出来るようにお手伝いすることを、とても大切だと考えています。
特にお忙しい患者様だと、「歯ブラシや歯間ブラシの話はいいから、早く歯石を取って終わらせてよ」と思われるかもしれませんが、本当に病気と向き合い健康を獲得するためには、患者様の協力が絶対に必要になります。
歯周病はとても複雑な病気であり、その治療と予防は非常に根気がいるといえます。
当院に来院された患者様が、健康な生活を送るために、私たちは出来る限りのサポートをさせて頂きたいと考えております。
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