精密なむし歯治療を行う
- 2023年3月7日
- むし歯治療
精密なむし歯治療を行う
こんにちは。豊中市緑地公園駅前の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
前回は、むし歯の早期発見と早期治療についてお話いたしました。今回は、むし歯治療で大切なことのふたつめについてです。
大切なこと② ”できる限り精密な治療を行う”
むし歯の再発の原因
これまでに、「せっかく治療した歯が、数年でまた虫歯になってしまった」という経験はありませんか?
歯科医師になってから約10年の間に、多くの患者様から歯についてのご相談を受けました。そして、本当に多くの方が虫歯の再発に悩まされている事実を知りました。
単に甘いものを食べただけでは、虫歯にはなりません(もちろん大きな要因ではありますが)。虫歯の発生には、「糖」と「プラーク(磨き残し)」が大きな原因となっています。
「毎日しっかり歯磨きしているよ」という方でも、すでに過去の虫歯治療で修復物(詰め物やかぶせ物)が入っている場合、“修復物とのわずかな隙間や段差”に磨き残しが停滞しています。
二次カリエス(二次むし歯)
お口全体は綺麗にできていても、その修復物の隙間に汚れがたまり(ほとんど目に見えない程度であっても)、そこから新たな虫歯になってしまうことを「二次カリエス(むし歯)」と言います。
実際、綺麗な歯が突然虫歯になってしまうよりも、古い修復物から新たな虫歯(二次カリエス)になっている、という状況に遭遇することの方が圧倒的に頻度が高いです。
虫歯が小さな段階で、プラークが停滞する余地がないような適合の良い、精密な修復物で治療することが、新たな虫歯を防ぐためにもとても大切です。
当院のむし歯治療への考え方
当院では、保険診療でも出来る限り適合のよい修復治療を目指していますが、使える材料に制限があるなどの理由から、様々な面での限界があります。
一方で、自費診療であれば患者様にとって最善の治療を提供することができるため、新たな虫歯が発生するリスクを極力下げられるような、材料の選択や適合のよい修復物の可能となります。
自費診療と保険診療については、ここだけでは話し切れない様々な違いがあります。詳しくはまたの機会にブログでお伝えさせて頂ければと思います。