歯がしみる原因と対処法|大阪府豊中市の歯医者・歯科|【公式】髙井歯科クリニック

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歯科コラム

歯がしみる原因と対処法|大阪府豊中市の歯医者・歯科|【公式】髙井歯科クリニック

歯がしみる原因と対処法

歯がしみる原因と対処法

こんにちは。豊中市緑地公園の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。

今回は、歯がしみる原因と対処法についてお話いたします。

 

歯がしみる原因で最も多いのは知覚過敏

歯ブラシをするときや冷たいものを口にしたとき、ピリッと鋭い痛みを感じることがあります。

様々な原因が考えられますが、最も多い原因のひとつとして、知覚過敏が挙げられます。

 

知覚過敏は、歯ぐきが下がることで起こることが多い

歯は、エナメル質という硬い組織でおおわれている歯の上部(歯冠部)と、歯の根を構成する歯の下部(歯根部)に大きくわけることができます。

エナメル質は非常に硬い組織であるため、歯ブラシや冷たいものなどの刺激が加わっても、あまり痛みを感じることはありません。

一方で、歯の根の部分は、外部の刺激に対して過敏になりやすい構造をしています。

元々歯ぐきが健康な状態から、年齢とともに少しずつ歯ぐきが下がります。

すると、いままで歯ぐきに隠れていた歯の根の面が露出し、しみやすくなるのです。

 

歯ぐきが下がる原因は、歯ブラシのしすぎ、加齢変化、矯正治療など

生理的な変化として歯ぐきが下がる量(歯肉退縮量)は、10年間でおよそ1-2㎜程度と言われています。

しかし、歯ブラシを過度な力で行うと、歯ぐきにとっては外傷力となり、歯ぐきが大きく下がることがあります。

過度なブラッシングは、プラークの除去効率が逆に下がるだけではなく、歯ぐきの退縮を起こすため、注意が必要です。

 

知覚過敏への対処法

知覚過敏抑制剤の塗布

知覚過敏抑制剤とは、歯の根の表面をコーティングすることで、外部からの刺激を遮断するものです。

効果が出やすい方もいれば、あまり効果が出にくい方もいます。

また、各メーカーが様々な作用機序の材料を取り揃えており、一概に”しみ止めのお薬”といっても、様々な種類のものがあります。

 

知覚過敏抑制効果のある歯磨き粉の使用

最も有名なものに、シュミテクトという製品があります。

これは、数週間使い続けることで、知覚過敏を抑制する効果のある歯磨き粉です。

しかし、実は知覚過敏抑制歯磨き粉には多くの種類があり、中には歯科医院でしか購入できないものもあります。

詳しくは、かかりつけの歯科医院へご相談ください

 

歯ブラシの圧の見直し

最も取り組みやすいものとして、歯ブラシ圧の見直しが挙げられます。

たったそれだけで?と思うかもしれませんが、以外にも多くの患者様が歯ブラシの強さを見直しただけで、知覚過敏がマシになったと実感しています。

また、過度なブラッシング圧で下がった歯ぐきも、優しく適切な圧でのブラッシングに変えるだけで少しの回復が期待できます。

歯ブラシの硬さも、知覚過敏が起こりやすい方は普通~やわらかめを選択することをおすすめします。

 

下がった歯ぐきに対する外科的治療(根面被覆術)

下がってしまった歯ぐきは基本的に元にもどることはありません。

しかし、歯ぐきの外科処置(歯周外科治療)によって、露出してた歯の根の面をまた新たに歯ぐきで覆うことができます。

これを、根面被覆術(こんめんひふくじゅつ)といいます。

歯肉の厚みや、下がり方によって、難易度は大きく異なります。

また、根面被覆術は、保険診療ではなく保険外診療となります。

 

 

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