親知らずの痛みの原因
- 2023年7月16日
- むし歯治療
親知らずの痛みの原因
こんにちは。豊中市緑地公園の歯医者(歯科医院)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、親知らずの痛みの原因についてお話いたします。
原因① 親知らず自体がむし歯になっている
親知らずとは、前から数えて8番目の歯のことで、智歯(ちし)とも言われます。
親知らずは、最も後方に位置していたり、斜めに生えている場合は常にプラークが停滞している状態になります。
一方で歯ブラシが届きにくいため、咬む面の溝からむし歯になりやすい歯であると言えます。
むし歯になると、冷たいものがしみる、甘いものでしみるという症状から始まり、進行すると何もしなくても痛みがある自発痛へと移行します。
基本的には、抜歯が第一選択となります。
原因② プラークがたまりやすく、歯ぐきが腫れる
親知らずは斜めに生えていることが多く、手前の歯との隙間にプラークがたまることが非常に多いです。
斜めに生えている場合、歯ブラシや歯間ブラシなどで毎日清掃することは難しく、周囲の歯ぐきの強い腫れを引き起こします。
これを、智歯周囲炎といいます。
智歯周囲炎は、症状が軽度の場合もあれば、非常に強い痛みと、開口障害(口が開けられない)を伴うこともあります。
自然と引く場合もありますが、多くの場合は腫れと消失を繰り返すため、抜歯が第一選択となります。
親知らずの治療は、まっすぐにきちんと生えていない限りは難しい
親知らずのむし歯治療を希望する方もおられますが、基本的には抜歯を行わなければならないことがほとんどです。
理由は、”そもそも歯ブラシが届きにくく、むし歯の再発リスクが非常に高いから”です。
また、斜めに生えており智歯周囲炎を起こしている親知らずは、症状が軽度(あるいは無症状)のうちに、抜歯をすることをおすすめしています。
強く腫れた状態での抜歯は行えないこともあるため、早めの抜歯が望ましいといえます。
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