親知らず抜歯で歯ぐきを縫う時と縫わない時
- 2023年9月20日
- 親知らず
親知らず抜歯で歯ぐきを縫う時と縫わない時
こんにちは。豊中市緑地公園の歯医者(歯科医院)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、親知らずの抜歯時に、歯ぐきを縫う時と縫わない時についてお話いたします。
歯ぐきを縫うのは痛い?
外科治療を受ける時に、歯科医師から「歯ぐきを縫いますね(あるいは縫いました)」と説明を受けることがあるかと思います。
歯ぐきを縫う、と聞くと、痛いのではないかと心配になる方も多いと思います。
しかし、抜歯時には麻酔を行っており、縫うことによる痛みは全くないと考えて頂いて大丈夫です。
では、歯ぐきを縫うとは、どのような時に行うのでしょうか?
親知らずの抜歯の時に歯ぐきを縫う状況
① 埋まっている歯の抜歯を行う時
歯ぐき(あるいは骨)の中に埋まっている歯を抜くときには、歯ぐきを切開してめくり、抜歯を行います。
歯ぐきに切開を入れた後は、めくった歯ぐきを元の位置に戻さなければなりません。
そのために、歯ぐきを縫って止めることが必要となります。
② 血が止まりにくい時
抜歯時に歯ぐきに切開を加えてなくても、縫うことが必要となる状況があります。
それは、血がなかなか止まりにくい時です。
血が止まるためには、まず血餅(けっぺい)と呼ばれる血の塊が抜歯した部位にとどまり、それが徐々に固まってきます。
血が出やすい患者様の場合、血餅が歯を抜いた穴に保持されず、さらさらと流れ出てしまいます。
それを防ぐために、抜歯した部位を縫い合わせ、血餅を保持して血が止まりやすいようにします。
糸を取るのは術後1週間が目安
縫った糸を取り除くのは、術後1週間後が目安となります。
糸を取る時には少しだけチクっとする不快感はありますが、通常であれば麻酔はせずに糸を取り除きます。
抜糸の処置は、数分で終了します。
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