インプラント治療のメリットとデメリット
- 2023年4月7日
- インプラント
インプラント治療のメリットとデメリット
こんにちは。豊中市緑地公園の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
前回は、歯を失った時の選択肢としてブリッジのお話をいたしました。今回は、インプラント治療についてです。
インプラントとは
インプラントとは、歯を失った部分の骨にチタン製の土台を埋めこみ、そこに歯を装着する治療方法です。
最近ではこのインプラント治療も広く普及し、患者様からもインプラントに関するご質問いただくことがとても多くなりました。
インプラント治療のメリット
インプラントのメリットは、以下の3つだと考えています。
① しっかりと咬むことができる
② 咬む力を支えてくれるため、他の残った歯を守ることができる
③ ブリッジと違い、左右の歯を一切削らずに保存できる
インプラントは、チタン製の土台(歯根部分)を骨に埋入するため、咬む力をしっかりと受け止めてくれます。これによって、硬いものでもしっかりと食事ができたり、残っている他の歯への負担を軽減することができます。
また、ブリッジは両隣の歯を削ってかぶせ物でつなぐ必要がありますが、インプラントは歯を失った部位に対する処置のみで完結するため、両隣の歯を触ることなく治療することができます。
インプラント治療のデメリット
インプラントのデメリットとしては、以下の2つが挙げられます。
① 外科的な処置が必要となる
② 費用がかかる(インプラントは保険適応外の自費診療)
③ 治療後のメインテナンスに特に気をつける必要がある
インプラント治療には、外科的な介入が必要になります。しかし、骨造成(不足している骨を増やす外科処置)を伴わない単純なインプラント治療であれば、多くの場合はほとんど痛みを感じることなく治療を終えることができます。
また、あまり一般的には言われていませんが、インプラント治療で重要なことは、歯が入るまでの治療ではありません。
一生涯、その患者様とともに口腔内のインプラントを健康に保つことが、何よりも重要です。
特に、インプラントの周りに起こる歯ぐきの炎症(インプラント周囲炎といいます)は、インプラントの健康を維持するために患者様にも必ず知っていただきたい問題となります(インプラント周囲炎については後日お伝えいたします)。
インプラント治療は、費用面の負担も大きい一方で、うまく使えば患者様の日常生活の質を大きく向上させることができます。
お口の中はお一人おひとり異なるため、インプラント治療も患者様によって第一選択となる場合もあればそうでない場合もあります。
ご来院いただいた患者様には、”インプラント治療を行うことで、患者様の人生にプラスになるかどうか”という視点から、公平な立場でお伝えさせていただくことを心掛けています。
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