セラミックはむし歯になりにくい？

こんにちは。豊中市緑地公園の歯医者（歯科医院）髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。

今回は、セラミックによる治療とむし歯についてお話いたします。

 

セラミックはプラーク（歯垢）がつきにくい

セラミックは、表面が非常に滑沢なため、プラークが表面に付着しにくいと言われています。

一方、保険診療で用いる白い材料（CAD/CAM冠）は、ハイブリッドレジンという強化樹脂で構成されています。

セラミックに比べると表面性状が粗いため、同じブラッシングをしていても、表面にややプラークが付着しやすくなります。

 

しっかり磨けていれば、たとえ保険であっても差はない

日々の歯ブラシやフロス、歯間ブラシを丁寧に行っていれば、たとえセラミックであろうと保険のかぶせ物（詰め物）であろうと、問題はありません。

しかし、ややブラッシングがおろそかになると、修復材料表面へのプラーク付着の差が、将来的なむし歯のリスクの差へと繋がります。

また、プラークはむし歯だけではなく、歯ぐき周辺の問題、すなわち歯周病の発症にも影響します。

 

最も重要なことは、歯とかぶせ物の境界部分

一度治療した歯がまた再度むし歯になるか否かで最も重要なのは、歯とかぶせ物のさかい目の部分がどれだけ隙間なく合っているかです。

これを、かぶせ物の適合精度と言います。

もちろん保険診療のかぶせ物であっても、できる限り精密な治療を心掛けていますが、自費診療の場合、保険診療では使用できないようなよい材料や手法で型取り→作成を行うため、より精度が高い治療ができます。

 

 

結論：セラミックでの治療の方が、将来的にむし歯になるリスクは低い

ただし、これは”セラミックだからむし歯にならない”あるいは”保険診療のかぶせ物だからまたむし歯になる”というわけでは決してありません。

費用面のご負担含め、それぞれに利点と欠点があります。

当院では、お越しいただいた患者様に、できるだけ公平に情報をお伝えし、治療方法を選んでいただくことを心掛けています。

決して無理に自費診療を勧めることはいたしませんので、安心してご相談ください。

 

 

〔　セラミック　むし歯　なりにくい　保険　自費　プラーク　汚れ　大阪　歯科　豊中　緑地公園　千里中央　桃山台　江坂　吹田　〕