レントゲン写真を撮る目的
- 2023年3月2日
- 院内設備
レントゲン写真を撮る目的
こんにちは。豊中市緑地公園駅前の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
前回は、歯科医師、歯科衛生士の担当制についてお話いたしました。今回は、歯科医院で撮影するレントゲン写真についてです。
歯医者で行うレントゲン写真撮影
何のための撮影?
歯医者に行くと必ず「レントゲン写真を撮りましょう」と言われると思いますが、何のために撮影するかご存じでしょうか?
レントゲン写真は、お口の中からは見ることができない、歯の内部のむし歯や、歯を支えている骨の状態を確認するために撮影します。
レントゲン写真の種類
また、レントゲン写真は、その種類で大きく3つにわけることができます。
① お口全体を写す「パノラマレントゲン写真」
② 数本分の歯や骨ピンポイントで撮影する「デンタルレントゲン写真」
③ 3次元的に歯や骨を確認することができる「CT画像」
(CTについてはまたの機会にお話しさせて頂きます)。
それぞれの撮影で何がみれる?
初めて、あるいはお久しぶりにご来院頂いた際には、基本的にはパノラマレントゲンとデンタルレントゲンの2種類の撮影を行います。
「パノラマレントゲン」は、例えるならば豊中市全体の地図、そして「デンタルレントゲン」は豊中市の中でも〇〇町〇丁目まで細かく見ることができる地図、と思っていただけると理解しやすいかと思います。
パノラマレントゲンでお口全体を撮影することで、「ここに大きなむし歯がありそう」「親知らずが斜めに埋まっている」など、マクロな視点でお口の中を把握ことができます。
しかし、これだけでは細かな1本1本の虫歯や骨の状態まではわかりません。
地図でいうと、市内全域の地図では主要な道路や施設はわかりますが、裏路地や小さなお店まではわからないのと同じです。
そのため、主訴(患者様が来院時一番気になっている部位)の歯に対しては、より細かな情報が得られるデンタルレントゲンを撮影し、その詳細な情報を参考にして診断を下します。
レントゲン撮影に伴う費用の負担
パノラマレントゲン写真とデンタルレントゲン写真の撮影は、保険診療であれば患者様のご負担額は1000-2000円程度となります(3割負担の場合)。
レントゲンの被ばく
また、レントゲンの被ばくを心配し、できるだけ撮影したくないというご要望もよく伺います。
無理に、そして必要以上の撮影することは決していたしませんが、お口の中の状態を正確に把握して適切な治療を行うためにも、レントゲン撮影は大変有益な検査になります。
レントゲン写真の被ばくについては、次回のブログでお話させていただきます。
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