小さなむし歯の間に治療をする

こんにちは。豊中市緑地公園駅前の歯科医院（歯医者）髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。

今回は、むし歯治療で大切なことのひとつめについてお話します。

 

大切なこと①　”虫歯が小さいうちに、早めに治療をする”

むし歯になりやすい部位

虫歯の半数以上は、目に見えない歯と歯の間の部分（隣接する部位なので“隣接面”といいます）に発生します。

これは、「虫歯の原因となる磨き残しが多い部位」であり、「虫歯菌のエサとなる甘いもの（糖分）が停滞しやすい部位」だからです。

歯と歯の間なので、ご自宅で鏡で見てもわからない場合がほとんどです。

（逆に、明らかに穴が開いていたり、黒くなっている場合は既にかなり進行している可能性が高いといえます）

むし歯の早期発見

虫歯を早期に発見するためには、私たちが直接お口の中を観察するだけでなく、レントゲン写真を撮影することで、虫歯の進行を早期に発見することができます。

虫歯の範囲が小さければ、歯を削る量も少なくて済みますし、治療も早く終えることができます。

むし歯が進むと…

一方で虫歯が進んでしまうと、歯を大きく削るだけでなく、場合によっては歯の根の治療（根管治療）が必要となります。

出来る限り早めに対処することが、虫歯治療の場合は特に重要です。

 

「何のためにレントゲン写真を頻繁に撮るのか？」「何のために３ケ月おきに定期検診に行く必要があるのか？」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、その目的のひとつは早期発見と早期治療のためです。

もしもお口の中で「虫歯かな？」と思ったら、出来るだけ早めに歯科医院を受診しましょう。