歯周病と全身の健康
- 2023年3月28日
- 歯周病
歯周病と全身の健康
こんにちは。豊中市緑地公園駅の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
前回までは、歯周病の治療についてお話させて頂きました。今回は、歯周病と全身の健康との関係性についてお話していきます。
歯周病はお口だけの問題?
歯周病は、お口の中だけの問題だと思っていませんか?実は、歯周病は、全身の健康と大きく関係がある事が明らかになっています。
特に、歯周病が進行している人は、糖尿病も進みやすい、心筋梗塞のリスクが高い、早産のリスクが高いなど、様々な悪影響が報告されています。
特に強い関連が明らかなのは糖尿病
特に糖尿病は、歯周病と強い関係性があることがわかっています。
「歯周病が進んでいると、糖尿病が進みやすいのと同時に、「糖尿病が進んでいると、歯周病も進みやすい」という、お互いに影響を及ぼし合っています。
内科や糖尿病専門のクリニックに通院している方、健康診断で糖尿病の疑いがあると指摘された方は、歯周病治療と同時に糖尿病の治療も行うことをおススメします。
歯周病と関連する全身疾患
歯周病と関係している全身の疾患として、以下のものが挙げられます。(すべてが決定的な影響があると結論付けられているわけではありません)
糖尿病
誤嚥性肺炎
心筋梗塞
低体重児出産
認知症
動脈硬化
肥満
骨粗しょう症
タバコは歯周病の増悪因子
また、タバコを吸っている方は、歯周病が進行しやすいこともはっきりとわかっています。
タバコの中には数百を超える有害物質が含まれており、お口の中にも強い影響を与えています。
長年タバコを吸っていると、急にキッパリ禁煙することは難しいとは思いますが、歯周病治療のことを考えるのであれば、タバコはやめる、あるいは本数を減らす方がよいでしょう。
特に、前回お伝えした歯周組織再生療法(リグロスやエムドゲイン)やインプラント治療を受ける場合、数か月の禁煙だけでも有益です。
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