最新のデジタルスキャナー
- 2023年4月25日
- 院内設備
最新のデジタルスキャナー
こんにちは。豊中市緑地公園の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、デジタルスキャナーによる型取りについてお話いたします。
デジタルスキャナーとは
前回のブログにて、歯の修復物を作るための型取りについてお話いたしました。
型取りは、「固まるまでじっと待つのがつらい」「粘土の材料が気持ち悪い」「変形してエラーが生じるリスクがある」など、一般的に行われているもののその性質上避けて通ることができない特徴がありました。
近年では歯科医療でもデジタル化が進み、その最たる例として挙げられるのが、デジタルによるスキャナーです。
これは、お口の中をスキャンするだけで、データを読み取り、歯科技工士に歯の情報を伝えることができる設備です。
デジタルスキャナーの導入は、全国でも数%
デジタルスキャナーはここ数年で普及してきたものの、導入している歯科医院は全体の数%と言われています。
理由はまず、機器自体が非常に高価である点、使いこなすのに一定のトレーニングが必要な点などが挙げられます。
当院では、今後歯科医療でもデジタル化がより進むことは間違いないと考え、新規開業のタイミングで導入することにいたしました。
スキャナーによる型取りを受けた患者様の感想:「とにかく楽だった」
従来の型取りが苦手な患者様でも、デジタルによるスキャンであれば、非常に楽に治療を受けることができます。
しかし、デジタル機器の使用は現在の保険診療では認められておらず、自費診療の修復物の作製時のみ使用することができます。
精度は従来と同等かそれ以上に正確
従来の方法は、歯の形を粘土で型取りし、それを石膏におこすという作業が必要でした。
その過程で、どうしても若干の変形(寸法変化)が起こってしまい、最終的に仕上がる修復物が合わないということが稀に起こりえます。
一方で、デジタルのスキャンは”データ”なので、変形することがありません。
データ採取時の条件等によって、エラーが生じてしまう可能性も0ではありませんが、歯科技工士もデジタル上でかぶせ物の設計を行い、機械がかぶせ物の作製を行うため、適合が非常によいものが仕上がります。
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