根管治療でガリガリされるのは何?
- 2023年6月10日
- 根管治療(歯内療法)
根管治療でガリガリされるのは何?
こんにちは。豊中市緑地公園の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、根管治療中にガリガリとする音についてお話します。
根の中を綺麗にする方法は3つ
根管治療は、根の中の汚染を取り除く治療です。
ではどうやってその汚染した部分を綺麗にするかというと、以下の3つの方法が挙げられます。
機械的に汚染した部分を取り除く
薬液で洗浄し、洗い流す
薬を詰めて殺菌する
これら3つを組み合わせることで、根の中を綺麗にし、細菌を減少させ、治癒に導きます。
ガリガリとする音は、汚れた根の中を削っている音
治療中に聞こえる(あるいは感じる)ガリガリとした音は、上記①~③の中の①の処置にあたります。
削っているのはファイルという細い針状の器具によるもので、感染した(汚れた)歯の根の中を、物理的に削っている音です。
あまりに何度も削りすぎると、歯が薄くなってしまう
ガリガリとする音は、歯を削っていることに違いはありませんが、削るといってもやすりで汚れた部分を削り取るようなイメージに近いため、一気に歯がなくなってしまうようなことはありません。
しかし、数十回、数か月にわたり何度も何度も同じ治療を繰り返していると、着実に歯の内部が削れてしまい、残った歯質が薄くなってしまいます。
歯が薄くなることにより、将来的に咬む力がかかった時に歯が割れてしまうリスクが上昇します。
できるだけ回数を少なく、過不足ない治療を
根管治療は、回数をかければ治るわけではありません。
適切な処置を行えば、2回あるいは3回の治療で十分治すことが可能です。
(もちろん、状況によってはそれ以上の回数がかかることもあります)
当院では、治療技術や使用する器材に工夫をこらし、できるだけ歯の切削を抑えた根管治療を行っています。
当院では、他院で通院中の患者様のセカンドオピニオンも、積極的に受け入れています。
現在根管治療に通っているが、なかなか良くならない方、通院がいつ終わるかわからず不安な方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
〔 豊中 根管治療 大阪 歯内療法学会 専門医 根管治療専門医 根の中 ガリガリ 何 器具 根の治療 江坂 吹田 桃山台 千里中央 緑地公園 セカンドオピニオン 〕