歯の詰め物ができるまで
- 2023年4月23日
- むし歯治療
歯の詰め物ができるまで
こんにちは。豊中市緑地公園の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、むし歯治療が必要となった歯の型取りから、修復物が出来上がるまでについてお話いたします。
セラミッククラウン完成までの流れ
今回は、歯を全周覆うセラミックのかぶせ物(クラウン)を例に、流れをお伝えいたします。
①むし歯を取りきる
②歯の形を整える(支台歯形成)
③一時的に使用する仮歯を作って装着する(仮歯を作らない場合もあります)
④型取り+シェード(歯の色)の決定
➄石膏模型(歯型)の作製
⑥石膏の模型を歯科技工士へ送り、技工士がかぶせ物を作る
➆出来上がったセラミックのかぶせ物を、患者様の口腔内に装着
これらは
①~④:歯科医院
➄~⑥:歯科技工所
➆ :歯科医院
で行います。
上記のように、かぶせ物は私たち歯科医院の中だけでなく、パートナーである歯科技工士との連携が必要不可欠です。
精密なクラウンのためには、全ての工程が重要に
仮に綺麗な見た目”だけ”を求めるのであれば、④の歯の色味の記録と、⑥の歯科技工士の技術さえあれば、見た目が美しいセラミックを装着することは可能です。
しかし、歯とクラウンの適合がよく、隙間が少なく、長期的に歯ぐきが安定してむし歯の再発が起こりにくいものを作製するためには、①~➆の全ての工程を高いレベルで行わなければなりません。
歯を削った形が不十分なら、清掃しにくい形のかぶせ物ができあがり、割れたり取れたりしやすい。
型取りが不十分なら、歯科技工士にぴったりと合ったクラウンを作ってもらうことができない。
装着時のかみ合わせや適合の見極めが不十分なら、装着後に不具合が起こりやすい。
ひとつひとつのステップを正確に行うことが、よいかぶせ物を作るためには必要です。
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