歯を失う原因の多くはむし歯と歯周病
- 2023年4月21日
- 予防歯科
歯を失う原因の多くはむし歯と歯周病
こんにちは。豊中市緑地公園の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、歯を失う原因についてお話いたします。
歯を失う原因について、8020財団という団体が調査した報告があります。
その報告によりますが、歯を失う原因として、以下のものが挙げられました。
歯を失う原因
第一位:歯周病(42%)
第二位:むし歯(32%)
第三位:歯の破折(11%)
歯周病とむし歯で、全体の3/4を占めることがわかります。
実際に私たちが歯科治療を行っていても、患者様の抜歯の理由の多くは歯周病とむし歯であると実感しています。
歯周病が歯を失う原因として最も多い
歯周病は、歯を支える骨が吸収することで、歯がグラグラして抜け落ちる疾患です。
多くの場合、自然に抜け落ちる前に、痛みや歯の動揺の大きさから、歯科医院で抜歯に至ることが多いです。
特に歯周病の場合、1本の歯だけに発症していることは少なく、傾向としては数本単位、あるいはお口全体で進行していることが多いです。
よって、1本の抜歯だけでなく、隣の歯や反対側の歯も、同じように問題が起こっていることがあります。
歯周病は軽度の間にしっかりケアを行うことで、予防することができます。
むし歯と破折
むし歯で歯が抜歯となるのは、歯ぐきよりもより深い部位までむし歯が進行し、かぶせ物や詰め物ができないような場合です。
また、破折する歯の多くは、過去のむし歯治療によって歯が薄くなり、咬む力によって割れてしまう場合が多いので、むし歯と無関係とは言えません。
むし歯治療は、一度治療をしても、その修復物を起点に新たなむし歯(二次カリエス)になってしまうことがあります。
むし歯の進行については、次回のブログでお話いたします。
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