背景と経過
右下大臼歯の疼痛を主訴に来院されました。
歯髄検査の結果、歯髄は強く炎症を起こしていることがわかり、精密根管治療を行うことになりました。
治療回数は2回で完了し、仮歯を作成後、症状が軽減したことを確認したのちにジルコニアクラウンでかぶせもの治療を行いました。
治療から2年以上が経過していますが、快適に食事ができており、良好な状態を維持できています。
症例紹介



今回のように、ズキズキした強い痛みがある状態を不可逆性歯髄炎といいます。この状態は、歯髄の炎症が強く起こっている状態であり、進行すると温かいものや熱いものでも痛みを感じることがあります。一般的に、「熱いもので痛いと神経が死にかかっている」と言われますが、あながち間違いではありません。

ただし、自覚症状だけでは歯の神経の状態を正確に診断することは難しいといえます。
歯科医院にて、精密な検査を受けることが推奨されます。
治療詳細
| 主訴 | 温かいものを口にすると強く痛む |
| 治療内容 | 右下大臼歯の精密根管治療 |
| 治療期間 | 2回(2週間) |
| 費用 | 187,000円(税込) |
| リスク・副作用 | 根管治療後には、痛みや腫れが起こる可能性があります。 症状の軽減には数か月の期間が必要な場合があります。 根管治療を行った歯は、歯の破折(垂直性歯根破折)のリスクが高まります。 |
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執筆・監修者情報 髙井歯科クリニック 院長 髙井 駿佑Shunsuke Takai 根管治療(歯の神経の治療)を専門とし、マイクロスコープとラバーダム防湿を用いた精密根管治療を2,000件以上担当。大阪大学歯学部附属病院での研修後、医療法人晴和会うしくぼ歯科で副院長を務め、2023年に髙井歯科クリニックを開院。日本歯内療法学会専門医として、歯科医師向けセミナーの講師や専門誌・書籍の執筆も行っています。 経歴 資格 本記事は、髙井歯科クリニック 院長・髙井 駿佑(日本歯内療法学会 専門医)が執筆・監修しています。記事の内容は診療ガイドラインや学会発表・論文等をもとに作成していますが、症状や適切な治療方針には個人差があります。気になる症状がある場合は、自己判断せず歯科医院にご相談ください。





