歯を残したい 痛みが取れない 臼歯

背景と経過

右下大臼歯の疼痛を主訴に来院されました。
歯髄検査の結果、歯髄は強く炎症を起こしていることがわかり、精密根管治療を行うことになりました。
治療回数は2回で完了し、仮歯を作成後、症状が軽減したことを確認したのちにジルコニアクラウンでかぶせもの治療を行いました。
治療から2年以上が経過していますが、快適に食事ができており、良好な状態を維持できています。

症例紹介

治療前
治療後
治療後

今回のように、ズキズキした強い痛みがある状態を不可逆性歯髄炎といいます。この状態は、歯髄の炎症が強く起こっている状態であり、進行すると温かいものや熱いものでも痛みを感じることがあります。一般的に、「熱いもので痛いと神経が死にかかっている」と言われますが、あながち間違いではありません。

ただし、自覚症状だけでは歯の神経の状態を正確に診断することは難しいといえます。
歯科医院にて、精密な検査を受けることが推奨されます。

▶️歯の神経の状態の検査についてはこちらで詳しく解説>>

治療詳細

主訴温かいものを口にすると強く痛む
治療内容右下大臼歯の精密根管治療
治療期間2回(2週間)
費用187,000円(税込)
リスク・副作用根管治療後には、痛みや腫れが起こる可能性があります。
症状の軽減には数か月の期間が必要な場合があります。
根管治療を行った歯は、歯の破折(垂直性歯根破折)のリスクが高まります。

本症例と似た他の根管治療の事例はこちら

▶️根管治療について調べた結果、難しい治療であることがわかったため専門医の先生に治療をお願いしたい【60代女性】_症例1

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執筆・監修者情報

髙井歯科クリニック 院長 髙井 駿佑(日本歯内療法学会 専門医)

髙井歯科クリニック 院長

髙井 駿佑Shunsuke Takai

根管治療(歯の神経の治療)を専門とし、マイクロスコープとラバーダム防湿を用いた精密根管治療を2,000件以上担当。大阪大学歯学部附属病院での研修後、医療法人晴和会うしくぼ歯科で副院長を務め、2023年に髙井歯科クリニックを開院。日本歯内療法学会専門医として、歯科医師向けセミナーの講師や専門誌・書籍の執筆も行っています。

経歴

  • 2007年県立宝塚北高等学校 卒業
  • 2013年国立鹿児島大学歯学部 卒業
  • 2014年大阪大学歯学部附属病院 総合診療部 研修修了
  • 2016年医療法人晴和会うしくぼ歯科 勤務
  • 2019年医療法人晴和会うしくぼ歯科 副院長 就任
  • 2023年髙井歯科クリニック 開院

資格

  • 日本歯内療法学会 専門医
  • 日本外傷歯学会 認定医
  • 日本臨床歯周病学会 認定医
  • 米国歯内療法学会 Specialist member
  • 日本医療機器学会 第2種滅菌技士

本記事は、髙井歯科クリニック 院長・髙井 駿佑(日本歯内療法学会 専門医)が執筆・監修しています。記事の内容は診療ガイドラインや学会発表・論文等をもとに作成していますが、症状や適切な治療方針には個人差があります。気になる症状がある場合は、自己判断せず歯科医院にご相談ください。

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