根管治療では、CTの撮影によって歯の構造が詳しくわかる
- 2023年5月11日
- 根管治療(歯内療法)
根管治療では、CTの撮影によって歯の構造が詳しくわかる
こんにちは。豊中市の歯科医院(歯医者)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。
今回は、根管治療時に撮影するCT画像についてお話いたします。
CTのメリット:3次元的に歯の根の状態を確認できる
根管治療は、細い根の中に対する精密な治療です。
歯の根は単純なまっすぐな形態ではなく、曲がっていたり、枝分かれしていたり、非常に複雑な形態をしています。
そのような歯に対しては、通常の2次元のレントゲン写真に加え、CTにより3次元的な画像で診断を行います。
3次元的な画像診断によって、隠れた根管は無いか、どのように歯の根が曲がっているか、どこかに問題はないか、といったことを詳しく把握することが可能となります。
根管が複数本ある場合や、複雑な状況でのCT撮影は有用
CT撮影は、全ての歯に必須なわけではありません。通常のレントゲン写真で十分診断が可能な歯もあります。
よって、全ての歯で100%CTを撮影するわけではありません。
一方で、根管が複数本存在している歯、問題が複雑化している歯、外科的な治療が必要となる歯のような場合には、撮影するメリットが大きいため、CTの撮影を勧めさせて頂く場合もあります。
また、歯科で使用するCTは被ばく量が非常に低く、さらに当院で使用しているレントゲン機器は、より被ばく量の少ない最新の機器を取り揃えています。
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