根管治療が治らない原因⑥ 繰り返し治療を受けている|大阪府豊中市の歯医者・歯科|【公式】髙井歯科クリニック

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歯科コラム

根管治療が治らない原因⑥ 繰り返し治療を受けている|大阪府豊中市の歯医者・歯科|【公式】髙井歯科クリニック

根管治療が治らない原因⑥ 繰り返し治療を受けている

根管治療が治らない原因⑥ 繰り返し治療を受けている

こんにちは。豊中市緑地公園の歯医者(歯科医院)髙井歯科クリニック院長の髙井駿佑です。

今回は、根管治療が治らない原因として、繰り返し治療を受けるデメリットについてお話いたします。

 

繰り返しの治療には2つの意味合いがあります。

① 過去に治療を受け、一度は治療を終えたものの、数年後に再発したもの

② 1本の根の治療のために、数十回以上治療を継続して受け続けているもの

上記のどちらであっても、根管治療を治すという観点からは、できれば避けたい状況です。

 

治療をすればするほど成功率は下がる

根の治療は、一般的に再発率(一度治療しても、数年後にまた治療が必要になる確率)が高いと言われています。

海外の文献によると、初めて根の治療を受けた歯の成功率に比べて、再治療(過去に一度治療を受けた歯の根の治療)の成功率は、10%ほど低下することが報告されています。

さらに、日本の根管治療の成功率は諸外国に比べて非常に低く、3度目、4度目の根管治療となると、成功率はますます低下してしまいます。

 

一本の歯の治療を何十回も受けることのデメリット

根管治療は、根の中の細菌を減らす治療であり、基本的には、2回から3回程度の治療で終えることが望ましいといえます。

なぜなら、何度も治療を行うことで、外から細菌が歯の内部に侵入するリスクが上がり、また、治療が長期にわたることで、歯の破折のリスクも上昇するからです。

また、長期(数か月)にわたり治療が続くと、歯が過敏になり、閾値(痛みや不快感を感じる境界値)が低下し、治療後も感覚異常が起こりやすくなります。

 

 

根管治療は、本来であれば成功率が高く、頻繁に再発したり、また治療に何十回もかかるというものではありません。

しかし、日本の保険制度の特徴から、上記のような状況に陥りやすい傾向にあります。

できるだけ初めにしっかりとした治療を受けることが、歯の健康のためにはとても重要です。

 

 

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